導入
フリーランスになると、仕事そのものだけじゃなく、請求、入金確認、経費、領収書、確定申告のことまで全部自分で見ることになります。
会社員のときは誰かが裏側でやってくれていたことが、急に全部こっちに来る。なかなか容赦ないです。
しかも経理って、すぐに売上を作る作業ではないので、どうしても後回しになりがちです。
目の前の仕事、納期、営業、クライアント対応。そっちを優先しているうちに、領収書がたまり、請求書が散らばり、月末にそっと目をそらす。かなりある流れだと思います。
でも、経理が苦手でも、最初から完璧にやる必要はありません。
むしろ最初にやるべきなのは、細かい会計知識を全部覚えることではなく、最低限の流れを決めることです。
この記事では、経理が苦手なフリーランスに向けて、まずここだけ整えれば回りやすくなるポイントを整理します。
フリーランスの経理が苦手でも最初から完璧にしなくていい
フリーランスの経理で一番しんどいのは、「ちゃんとやらなきゃ」と思いすぎて、逆に何も進まなくなることです。
帳簿、勘定科目、領収書、請求書、税金。言葉だけ並べても、ちょっと圧があります。
でも最初から全部を完璧にしようとすると、かなり重くなります。
経理が得意な人ならまだしも、苦手な人がいきなり100点を狙うと、だいたい止まります。しかも、止まったあとに「自分は経理向いてない」と思いやすい。そこまでセットです。
最初に必要なのは、完璧な経理ではなく、あとで困らないための最低限の整理です。
まずは、売上、経費、証憑、入出金。このあたりが見える状態になっていれば、かなり違います。
経理はセンスというより、置き場所とタイミングの問題です。
ここを決めるだけでも、「何からやればいいんだっけ」が減ります。
経理が苦手なフリーランスが最初に整えるべき4つのこと
経理が苦手なフリーランスが最初に整えるなら、この4つで十分です。
いきなり難しいことを増やさなくて大丈夫です。
- 請求書の管理
- 入金確認
- 経費と領収書の保管
- 月1回の確認日
この4つが決まっていないと、あとでかなりぐちゃつきます。
逆に言えば、この4つだけでも流れができると、経理はかなり回りやすくなります。
たとえば、請求書をどこに保存するか。
入金確認をいつやるか。
領収書を紙のまま放置しないために、どこへ集めるか。
こういう小さいルールがあるだけで、後日の自分が助かります。
フリーランスの経理は、未来の自分への引き継ぎみたいなものです。
いま適当に置いた領収書を、数か月後の自分が探す。あれは普通にしんどいです。しかも過去の自分にちょっと腹立ちます。
請求書と入金確認を後回しにしない仕組みを作る
フリーランスにとって、請求書と入金確認はかなり大事です。
売上が発生していても、請求が遅れたり、入金確認ができていなかったりすると、お金の流れが見えにくくなります。
特に請求書は、「あとで出そう」と思うと普通に忘れます。
人間そんなに強くないです。仕事が終わった達成感で、請求作業がすっと抜けることはあります。かなりあります。
だから、請求書は作業完了後すぐ、または毎週決まった曜日にまとめて出すなど、タイミングを固定したほうがいいです。
- 仕事が終わったら請求書を作る
- 毎週決まった曜日に請求状況を確認する
- 入金予定日をメモしておく
- 入金確認を月末だけにしない
- 未入金があれば早めに確認する
ここを整えると、売上の見え方が変わります。
「売上はあるはずなのに、なぜかお金が不安」みたいな状態も減りやすくなります。
経理が苦手な人ほど、請求と入金だけは後回しにしないほうがいいです。
ここは売上に直結するので、かなり優先度が高いです。
経費と領収書は置き場所を決めるだけでかなりラクになる
経費や領収書は、難しい処理の前に、まず集める場所を決めるのが先です。
ここが決まっていないと、あとで探す作業が増えます。
領収書が財布、カバン、メール、スマホの写真、デスクの上に散らばっていると、それだけで経理は重くなります。
どこにあるか分からないものを整理するのは、普通にきついです。もはや経理というより発掘作業です。
まずは、次のどれかに集めるだけでも十分です。
- Google Driveに保存する
- スマホで撮影して専用フォルダに入れる
- 会計ソフトにアップロードする
- メール領収書は専用ラベルを付ける
- 紙の領収書は一時保管場所を決める
大事なのは、完璧な分類よりも、とにかく1か所に集めることです。
分類は後でもできます。でも、どこにあるか分からないものは後でも大変です。
フリーランスの経費管理は、「きれいに整理する」より「なくさない仕組み」のほうが先です。
ここを間違えると、確定申告前に急に部屋とメールボックスを掘ることになります。あれはできれば避けたいです。
月1回だけでも経理を見る日を決める
経理が苦手な人ほど、毎日やろうとしなくていいです。
もちろん毎日できるなら強いですが、最初からそれを目指すと続きにくいです。
まずは月1回だけでも、経理を見る日を決めるのが現実的です。
たとえば月末、または翌月の第1営業日。そこだけは請求、入金、経費、領収書をざっと確認する日にします。
- 請求書を出し忘れていないか確認する
- 入金が予定通り入っているか見る
- 経費や領収書が集まっているか確認する
- 会計ソフトに未処理がないか見る
- 来月やることをメモする
このくらいでも、何もしないよりかなり違います。
経理がぐちゃつく原因は、能力不足というより、見るタイミングがないことが多いです。
「時間ができたらやる」は、たぶんあまり来ません。
時間はだいたいできないです。できたと思ったら別の仕事が入ります。なので、先に予定として置いたほうがいいです。
月1回でも見る日があると、経理が完全に闇落ちしにくくなります。
フリーランスの経理は会計ソフトより先に流れを決める
freeeやマネーフォワードなどの会計ソフトは便利です。
でも、ソフトを入れるだけで経理が勝手に整うわけではありません。
大事なのは、ソフトを使う前に、どういう流れで情報を集めるかを決めることです。
請求書はどこで作るのか。
領収書はどこに保存するのか。
入金はいつ見るのか。
経費はいつ確認するのか。
ここが曖昧なまま会計ソフトを入れると、画面の中に未処理っぽいものが増えていきます。
そして開くたびに少し気が重くなる。便利なはずなのに、なぜか見るのが怖い画面になります。
会計ソフトは、流れがある人にはかなり強いです。
でも、流れがない状態だと、ただ情報が集まるだけになりやすいです。
だから、経理が苦手な人ほど、まずはツールより流れです。
ここを決めるだけで、会計ソフトの使いやすさもかなり変わります。
経理が苦手な人ほど小さく回る形を作ればいい
経理が苦手でも、全部を得意にする必要はありません。
大事なのは、自分が困らないくらいに回る形を作ることです。
フリーランスは、本業の仕事をしながら経理も見る必要があります。
だから、完璧な経理体制を作ろうとしすぎると、普通に重くなります。
最初は、これくらいで十分です。
- 請求書の出し忘れを防ぐ
- 入金確認をする
- 領収書をなくさない
- 月1回だけ経理を見る
- 分からないことを放置しすぎない
この5つができるだけでも、かなり前に進みます。
細かい処理や判断は、必要に応じて調べたり相談したりすればいいです。
経理は、苦手な人が無理に好きになる必要はありません。
ただ、放置しすぎるとあとでちゃんと重くなります。静かに積もって、ある日まとめて来ます。あれが一番しんどいです。
だからこそ、最初は小さく回る形で十分です。
まとめ|経理が苦手なフリーランスは最低限の流れから整えればいい
経理が苦手なフリーランスでも、最初から完璧にやる必要はありません。
まずは、請求書、入金確認、経費と領収書、月1回の確認日。このあたりを整えるだけでも、かなり回りやすくなります。
大事なのは、会計ソフトを入れることより先に、流れを決めることです。
どこに集めるか、いつ見るか、何を確認するか。ここが決まると、経理の負担はかなり軽くなります。
経理は、放っておくと地味に重くなります。
でも、小さく整えれば、そこまで怖いものではありません。
まずは完璧を目指さず、最低限ここだけ回る状態を作るところからで大丈夫です。


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